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【東京薪市場】 Q&A

【東京薪市場】の商品、通販、販売支援等に関して、お客様よりいただいた質問の中から、比較的多く寄せられたものをご紹介しております。

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110件中、11〜20件を表示しています。

Q

1) 薪に使うのはどんな木ですか?

A

「東コナラで西ウバメガシ」が薪の定番です。また高級な炭もこうした樹種を用います。これらの木はいずれもブナ科の木で、この科の木はブナ、クヌギやカシ類など、いずれも比重が大きく火持ちが良い、一級品の薪になります。同じブナ科でもクリだけは比重が軽い分火持ちがやや悪く、しかも気泡があってパチパチはぜるため、嫌われることもあります。
ただ、それでは他の木が薪として悪い木かといえば、そんなことはありません。サクラは色も香りも見事ですし、イタヤカエデやカバ類は北国では重宝されますし、河原でよく見かける外来種の(ニセ)アカシアの強い火力も魅力です。クリだって抜群に割りやすいので、山里の自家用の燃料では主力ですし、炉内でパチパチいう音に惚れ込んでいる人もいます。大切なのは、1、どんな木であれよく乾燥させること、2、薪の量は外形のボリュームではなく、重さによって量ることです。それにより、ほとんどの木が同じように価値ある燃料になります。実際、広葉樹の組成は、分析すればどれもみな似たようなものだそうです。

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Q

2) ナラ以外は燃やすなと言われました。

A

ナラやカシは確かに火持ちが良い薪です。しかし、上の回答でも書いた通り、「でなければならない」ということはありません。もちろんナラはすばらしい木ですので、ナラを探して買ってみるのは良いことだと思います。ナラは比重が大きく、従って体積当たりのカロリー量が大きいので、保管時も炉内でも場所をとらない、と言い換えるとわかりやすいでしょう。ただ、『東京薪市場』では、里山の環境保全のためあらゆる40年生の広葉樹の択伐(選んで伐ること)を推進する立場であり、伐ったものを薪に使っていただければ地球温暖化の抑止にもプラスと考えていますが、そうした木の中にナラもたくさんある、ということです。
以前、薪ストーブのある山の宿でスギを焚くオーナーにお客の方が、「ナラを焚くようにしなければいけないよ」と指導していました。が、この方は、目の前に広がる原生林の中からナラの木を指し示すことができませんでした。耳学問で凝り固まらず、いろいろな木を燃やして楽しんでみれば、きっとそれぞれの木の特長を見つけることができると思います。
ナラ枯れ病との関係については、「薪についての話題」のところにもふれてありますので、ご覧ください。
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Q

3) マツやスギを燃やすのは良くないと言われました。

A

素直で割りやすい針葉樹ですが、よく質問のように誤解されています。
まず火持ちが悪いといわれる点ですが、ナラの説明の逆で、比重が軽い針葉樹は、同じボリュームなら当然ナラなどよりは早く燃え尽きます。同じ重さで量ってくべれば、同じ時間で同じカロリーが取り出せる理屈です(ただし、同じ重量なら表面積の大きいもの=比重の軽いものが火の回りが早い)。現に、ストーブの本場北欧では、針葉樹が燃料の主流だそうです。
炉内の温度が上がりすぎてストーブを壊す、というのもこのせいで、大量に空気を送り込めば、比重が軽く、重量当たりの表面積の大きい針葉樹は、一気に燃焼してしまいやすいことは確かです。逆に言えば同じ重さの広葉樹と同じ時間燃え続けるように吸気を調節してやれば、問題ないということです。
タールが多いというのも、乾燥不足からきます。本来タール分は揮発性分ですので、よく乾かせば問題ありません。多分、元来軽いスギやマツを、乾燥していると錯覚するところからくる失敗だと思います。
すぐ火がつき、火力を上げられるところから、時々しか焚かない方、火付けが苦手な方、ドンドンくべることを楽しみにする方、料理に使う方、今晩後少しだけ燃やして燃やしきりたい方など、針葉樹に向いている使い方もあると思います。
とはいえナラと同じ重さのスギを用意するには、倍近いスペースが必要になりますから、そういった意味では不経済ですし、現実問題、林業家がスギをいくら薪にしてもなかなか売れません。年間3,000万立方mが林内に放置されると言われる間伐材の活用のためにも、スギの燃料化を何とかしたいところですが、これについては「薪についての話題」で提案がありますので、関心のある方はご覧ください。
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Q

4)薪は2年以上乾かさないと使えないと聞きましたが、本当ですか。

A

東北の林業には「彼岸から彼岸まで」という言葉があり、建築用材、炭用原木、ホダ木原木、すべて秋の彼岸前後から春の彼岸前後まで、つまり葉に水分がいかなくなり紅葉が始まる頃からはじめ、春、新芽が顔を出すより早く終わる、ということです。薪用の原木も、同じようにこの頃に伐採するのが普通です。冬の間に玉切りをし、春のうちに割り終えます。風通しの良い場所に組上げ、梅雨が始まる前には屋根をかけ、乾燥させます。これを次の秋に販売する、つまり伐採から1年で薪にするのが普通でした。「冬伐りの木は焚いた甲斐がない」という言葉を聞いたことがありますが、夏以降に伐採した、湿った木の方が火力が強いという「常識」まであったほどで、一年も経てば十二分に乾燥している、というのが従来の日本の薪作りでした。
それに対し欧米の薪作りは、というより欧米のストーブメーカーが日本のユーザーに要求する薪の条件は、伐採後2冬を乾燥に使うというもので、そうするとちょうど従来の薪作りより1年長く寝かせる計算になります。なるほど、こうすればよく乾燥した薪、日本の帰航であれば含水率15~18%の見事な薪が製造できます。
しかし、現実問題、零細な日本の林業家が、2年の長きにわたって伐った木を寝かせ続けることは困難です。では乾燥は一般家庭で、となると、今度は日本の住宅事情で、2年から3年分の薪を家の周囲に置けるのは、地方ならともかく都会では一部の富裕層だけなのではないでしょうか。それでは薪ストーブの普及も里山の環境整備も、夢のまま終わってしまいます。
薪ストーブメーカーや薪ストーブ点各位も、自分の顧客は2年乾燥薪だけを使っている、と本気で考えてはいないはずです。では乾燥期間がそれより短い薪を使うユーザーは問題ユーザーで、乾燥機間2年に満たない薪を売る業者はすべて悪質業者なのか?そんなことはありません。この問題こそ、日本の薪ストーブの普及にとっての最大の問題点なのです。
『東京薪市場』は、薪製造業者、ストーブメーカーと販売店、薪ストーブユーザー、みんなで考えるべき問題だと思います。当面、含水率20%以下をストーブに入れる日本の乾燥薪の最低条件、『東京薪市場』で乾燥薪として販売してもよいものの最低ラインを含水率25%以下とし、あと数パーセントはユーザーの工夫で進めてもらうことをお願いしていますが、さらにより低コストの人口乾燥の研究を続けること、2年以上の期間乾燥させようとする出品会員に資金援助する仕組みを作ることを検討しています。
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Q

5) 薪とペレットはどちらが優れていますか。

A

これは一概には言えません。理屈の上では、ペレットは高密度の木のタブレットですから、熱効率は抜群のはずです。でも実際のペレットストーブは、温風ヒーターのような感じで、半袖で快適な薪ストーブのような訳にはいかないようです。これはたぶん燃焼のさせ方の問題なのでしょうが、ペレットストーブはFFのファンヒーターの燃料が灯油から木のタブレットに変わったような感じです。そういえば、木を燃やすのに電気を使うのも、薪ストーブユーザーには違和感があるのではないでしょうか。一度使えばやめられない薪ストーブの魅力は、使っている方ならよくご存知の通りです。
一番の違いは、薪は乱暴に言えば森にあった木をそのままストーブにくべているようなイメージで、加工といっても切ったり、割ったりと原型から遠ざかりません。一方ペレットは、元の木の形を想像するのは無理です。完全な工業製品です。
『東京薪市場』の発想は、どうしても伐らなければならない木が森にあるので、片付けを街に手伝ってもらうイメージで、森と街は直結されています。ペレットの場合は、間に加工業者が介在しますが、原料に何を使っているのかを見ると、あまり個人の林業の現場とは関係のない国有林などの大量の間伐材であったり、はては建築廃材であったりします。薪の製造ならば、日本の里山を支える零細林家の経営に貢献できると考えていることが『東京薪市場』が薪と薪ストーブの普及を推進している理由です。
どうもペレットは、林業の世界よりも土木建設の世界になじみがあるように思います。少なくとも、バイオマス燃料を製造するのに化石燃料を使うのでは、本末転倒な気がするのです。
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Q

6) 乾燥しすぎた薪は火力が弱いと聞きました。

A

これは完全な迷信です。湿度の高い日本の大気中では薪はどんなにがんばっても木に対して15%から18%の水分が残ります。この段階で拍子木のように薪を打ち合わせれば、カラーンという乾いた音がするはずです。ここまで乾かすのが理想の薪で、悪くても20%前後まで乾かさなければならず、湿った木が火力が強いという説には、根拠がありません。多分、油脂分が燃えるので火力が強くなる、という考えかと思われますが、自分自身を乾かすためにエネルギーを消費し、外に放出するエネルギーは、その分少なくなります。長くくすぶっているので、火持ちが良いと勘違いされたのかもしれません。燃焼カロリーを計測してみると、はっきりとわかるそうです。ただ、虫食いや菌により腐食してしまったものはやはり火力が極端に落ちますので、保管場所の乾燥と通気に注意してください。
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Q

7) 乾燥していない薪を焚くとどうなりますか?

A

煙突の内側にタールが付着し、ますます燃えが悪くなるばかりか、放っておくと糸状の煤が煙突から流れ出し、周囲とのトラブルになります。最悪の場合、煙突の内部がジェットエンジンのように燃え、トップから噴射される「煙突火災(チムニーファイヤー)を引き起こします。全焼の火事に綱がるケースもたびたびおきています。また、炉内にも悪い影響があり、破損の原因になります。こまめに煙突掃除をする、曲がりのない煙突を使うなど、メンテナンス面の工夫でカバーする方もいらっしゃいますが、ここは乾いた薪をなんとか手に入れるということで、そのための方法をみんなで考えましょう。
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Q

8) 薪って、灯油や電気よりずっと高いと聞きますが?

A

カロリーベースで見ると、灯油1リットルの燃焼カロリーを得るには、薪を2キロ燃やす必要があります。仮に灯油が配達料込みで80円/Lであるとし、薪が配達料込み60円/kgであれば、カロリーで比較して薪は灯油の1.5倍の価格である、ということもできます。また、かさばるため灯油よりずっと広い保管場所を必要とします。もっとも、丸太から薪を作っている人は、自分の労賃を考えなければ灯油よりずっと安く薪を手に入れていることになります。電気は、石油や石炭などの燃焼エネルギーを利用して発電されるため灯油より高く、
ただ、化石燃料の価格の上昇により、その差は縮まりつつあると言っていいと思います。また、使ってみればすぐわかるように、薪の暖かさの質は灯油や電気の起こす暖かさとは明らかに違います。薪ストーブ簿持つ独特の雰囲気と合わせ、ここは簡単にはお金に換算できないので、一概に高いということはできないと思います。
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Q

9) 薪ストーブは家全体を暖めるって、本当ですか?

A

これは本当です。薪は大量の輻射熱、遠赤外線、つまり波長の長い光に乗ったエネルギーを出します。波長の長い熱エネルギーは部屋の隅々まで行き渡り、人体の中までじんわり温める作用があるため、石油ストーブの顔は火傷しそうに熱いのに背中は寒い、あの刺すような熱と違い、薪ストーブの熱は全方向から柔らかく包み込んでくるように感じるのです。薪ストーブの前には子どもやペットも自然に集まり、座り込んでしまうので、自然に一家団欒が始まるのです。そういう意味でも、心から暖まる暖房機です。
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